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多焦点ソフトコンタクトレンズ

多焦点ソフトコンタクトレンズMultifocal soft contact lenses

多焦点ソフトコンタクトレンズとは

多焦点ソフトコンタクトレンズ

多焦点ソフトコンタクトレンズは、老眼矯正のための遠近両用コンタクトレンズとして知られていますが、近視の進行抑制にも有効であることが複数報告されています。

海外においては、子どもの近視進行抑制を目的に設計されたさまざまなタイプの多焦点ソフトコンタクトレンズが開発されており、オルソケラトロジーに匹敵する有効性が示されるものもみられ始めています。装用時の刺激の少なさや管理のしやすさなどから、オルソケラトロジーやリジュセアミニ(低濃度アトロピン点眼)よりも使用頻度が高い国もあるほどです。

近年、レンズ全体に遠方・中間・近方の度数が複雑に重なって設計され、眼球の調節努力が少なくてすむEDOF(焦点深度拡張型)の近視進行抑制の効果が示されました。日本においてもEDOFの多焦点ソフトコンタクトレンズが開発・承認され、有効性や焦点深度の違いによる効果の差を評価する臨床研究が進められており、注目されています。

※リジュセアミニとの併用治療も行っております。

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多焦点ソフトコンタクトレンズの仕組み

多焦点ソフトコンタクトレンズの仕組み

多焦点ソフトコンタクトレンズを装用すると、近視が進行する要因となる眼軸長の伸びが抑制され、近視の進行を抑えられます。

お子さまが近視になる要因は、眼軸長が伸びて網膜上で合うはずのピントが網膜の手前で合ってしまうことによるものがほとんどです。

多焦点ソフトコンタクトレンズの多くのタイプは、中心部分が遠くを見る用、周辺部分が近くを見る用に設計されております。中心部分から周辺部分に向かって加入度数が増えることで、周辺部分のぼやけが軽減され、網膜より手前でピントを合わせることができるのです。

これにより、眼球が過度のピント調整を行う必要がなく、眼軸長の伸びを抑えられるので、近視の進行が抑制されます。

多焦点ソフトコンタクトレンズの使用方法・安全性

多焦点ソフトコンタクトレンズ
  • 多焦点ソフトコンタクトレンズ(遠近両用ソフトコンタクトレンズ)は終日装用します。
  • 一般的なソフトコンタクトレンズと取り扱いは同じです。

1日もしくは2週間の使い捨てタイプのため、使用期間をお守りいただき、衛生的に管理することでトラブルを回避できます。1日使い捨てのタイプは衛生面・管理面ともに、比較的安全にお使いいただけます。

※角膜感染症などから目を守るためには適切な管理が必要です。

当院では、初めてコンタクトレンズを装用される患者さまに、コンタクトレンズの装用方法やケア方法などをご指導しております。

◯ご注意いただく点

下記の症状を含め、不快な症状が現れた場合は、装用をただちに中止して診察をお受けください。
・目の赤み、痛みがある
・目やにが出ている
・涙が流れ出てくる
・ゴロゴロとした違和感が続く
・まぶしく感じる
・目がかすむ

このような方に
おすすめです

小学校高学年以上のお子さま

小学校高学年以上のお子さま

多焦点ソフトコンタクトレンズは終日装用します。学校で目にゴミが入った、ボールが顔に当たったなどの緊急時には、お子さまがご自分でコンタクトレンズを装脱着して対応しなければなりません。そのため、ご自分でコンタクトレンズの管理が行える小学校高学年以上のお子さまが対象となります。

メガネをかけずに過ごしたいお子さま

メガネをかけずに過ごしたいお子さま

メガネをかけずに過ごしたいお子さまや、一般的なメガネでプレーするのが難しいサッカー・野球・バスケットボール・格闘技などのスポーツを、メガネをかけずに楽しめます。

オルソケラトロジーの適応とならないお子さま

オルソケラトロジーが
適応とならないお子さま

近視の度数や目の状態により、オルソケラトロジーが適応とならないお子さまでも治療が可能です。

オルソケラトロジーの適応とならないお子さま

オルソケラトロジーの
継続が難しいお子さま

アレルギー性結膜炎や角膜上皮障害などの影響により、オルソケラトロジーをやむなく中断せざるを得なくなったお子さまに対して、多焦点コンタクトレンズによる視力矯正が選択肢となる場合があります。

多焦点ソフトコンタクトレンズの治療費用

多焦点ソフトコンタクトレンズの治療費用

多焦点ソフトコンタクトレンズ処方にかかる費用はすべて保険適用となります。別途、多焦点ソフトコンタクトレンズ代金は必要です。

1~3ヶ月ごとに定期検査・診察がございます。

リジュセアミニとの併用治療の場合

同じ疾患に対して保険診療と保険外診療を併用することは原則として禁止されており、その場合はすべて自由診療として扱われます。

当院で取り扱っている多焦点ソフトコンタクトレンズ

当院で取り扱っている多焦点ソフトコンタクトレンズ

シード 1dayPure EDOF

株式会社シードとオーストラリアのブライアンホールデン視覚研究所(BHVI)とで共同開発されたEDOF(焦点深度拡張型)遠近両用コンタクトレンズです。EDOFはLow(低焦点深度)、Middle(中焦点深度)、High(高焦点深度)の設定。-12.00Dまで対応。1日使い捨てタイプ。

マイサイト ワンデー

マイサイト ワンデー

クーパービジョン・ジャパンが取り扱う「マイサイト ワンデー」は、小児の近視に対して、視力補正と近視進行抑制の両立を目指した1日使い捨てソフトコンタクトレンズです。
2025年8月、近視の視力補正および進行抑制を使用目的又は効果として、厚生労働省の製造販売承認を取得した日本初承認のソフトコンタクトレンズです。
毎日新しいレンズで衛生的に使いやすく、適応は年齢・度数・装用状況などを診察のうえご案内します。

よくあるご質問

Q1.当院で取り扱っている多焦点ソフトコンタクトレンズとは、どのようなコンタクトレンズですか?

多焦点ソフトコンタクトレンズは、老眼矯正のための遠近両用コンタクトレンズとして知られていますが、近視の進行抑制にも有効であることが複数報告されています。
当院で取り扱っている多焦点ソフトコンタクトレンズは、視力を補正しながら、近視の進行を抑えることを目的としたレンズです。
※近視を改善するものではありません。

Q2.どのような仕組みで近視の進行を抑えるのですか?

多焦点ソフトコンタクトレンズを装用すると、近視が進行する要因となる眼軸長の伸びが抑制され、近視の進行を抑えられると考えられています。
多焦点ソフトコンタクトレンズの多くのタイプは、中心部分が遠くを見る用、周辺部分が近くを見る用に設計されています。
中心部分から周辺部分に向かって加入度数が増えることで、周辺部分のぼやけが軽減され、網膜より手前でピントを合わせることができるため、眼軸長の伸びを抑える効果が期待されます。

Q3.使用方法について教えてください。

多焦点ソフトコンタクトレンズは終日装用します。
一般的なソフトコンタクトレンズと取り扱いは同じです。
当院では、初めてコンタクトレンズを装用される患者さまに、装用方法などをご説明しております。

Q4.使用するうえで注意することはありますか?

安全に使用していただくため、使用期間を守り、衛生的に管理することが大切です。
また、下記のような症状を含め、不快な症状が現れた場合は、装用をただちに中止して診察をお受けください。

・目の赤み、痛みがある
・目やにが出ている
・涙が流れ出てくる
・ゴロゴロとした違和感が続く
・まぶしく感じる
・目がかすむ

Q5.定期検査はどのくらいの頻度で必要ですか?

多焦点ソフトコンタクトレンズの処方後は、1~3ヶ月ごとに定期検査・診察があります。
安全に継続して装用していただくためにも、医師の指示に従って必ず受診してください。

Q6.見え方に慣れるまでに注意することはありますか?

多焦点ソフトコンタクトレンズは、一般的なソフトコンタクトレンズと同様に使用できますが、見え方や装用感には個人差があります。
気になる症状や違和感がある場合は、無理に使用を続けず、診察をお受けください。
初めて装用される方には、当院で使用方法や注意点をご説明しておりますので、ご不明な点があればご相談ください。

Q7.保護者はどのようなサポートをすればよいですか?

多焦点ソフトコンタクトレンズは終日装用するため、学校生活や日常生活のなかで、お子さまご自身が装脱着や管理を行えることが大切です。
特に小学校高学年以上のお子さまで、ご自分でコンタクトレンズの管理ができることが目安となります。
保護者の方には、装用状況や目の様子を見守っていただき、異常がある場合は早めにご相談いただくようお願いいたします。

Q8.どのようなお子さまにおすすめですか?

多焦点ソフトコンタクトレンズは、メガネをかけずに過ごしたいお子さまや、スポーツなどでメガネの使用が難しいお子さまにおすすめです。
また、近視の度数や目の状態によりオルソケラトロジーが適応とならない場合や、継続が難しい場合の選択肢となることがあります。
適応については、年齢・度数・装用状況などを診察のうえご案内しております。

Q9.そのほかに知っておきたいことはありますか?

多焦点ソフトコンタクトレンズの処方にかかる費用は保険適用となりますが、レンズ代は別途必要です。
また、当院ではリジュセアミニとの併用治療も行っております。
なお、同じ疾患に対して保険診療と保険外診療を併用することは原則としてできないため、併用治療の場合はすべて自由診療として扱われます。
詳しくは診察時にご案内いたしますので、ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。